2019.09.27

家の汚れの種類とは？

きちんと掃除をしているつもりでも、汚れがなかなか落ちないことはありませんか？
もしかしたらそれは、掃除の仕方が間違っているのかもしれません。
家の汚れをしっかり落とすためには、汚れの種類に合った落とし方を知る必要があります。
今回は、油汚れやカビ、水垢など、家の汚れの種類と落とし方についてご紹介します。
 

家の汚れの種類

家の汚れの落とし方は、汚れの種類によって異なります。無駄なく効率的に掃除するために、まずは汚れの種類について把握しましょう。

【固体の汚れ】

個体の汚れとは、ホコリや髪の毛、食べカスなどの汚れを指します。家の汚れの中でも代表的な汚れです。

部屋の隅や、風通しの悪い部分にたまりやすい個体の汚れは、こびりついていない限り簡単に取り除くことができます。掃除機でこまめに掃除するよう心掛けてください。

【酸性の汚れ】

油汚れや手垢など、キッチンに多く見られる汚れは酸性の汚れです。酸性の汚れは時間が経てば経つほど落としにくくなるため、汚れたらすぐに掃除する必要があります。

【アルカリ性の汚れ】

アルカリ性の汚れとは、水垢や石けんカス、たばこのヤニなどの汚れを指します。酸性の汚れと同様に、時間が経つと落としにくくなるため注意が必要です。

【カビ汚れ】

湿気が多いお風呂場や洗濯槽の中などに発生しやすいカビ汚れは、普通の洗剤で落とすことが難しく、カビ汚れ専用の洗剤や漂白剤などを使用する必要があります。

胞子が飛んでいる可能性があるため、カビが発生している周辺も掃除することが大切です。
 

酸性の汚れの落とし方

酸性の汚れの代表といえば、キッチンの油汚れです。油汚れをきれいに落としたい場合は、アルカリ性の洗剤を使用して中和させましょう。

しかし、食品を扱うキッチンにお掃除用洗剤を使うのは少し抵抗があるという方もいるかもしれません。そのような場合は重曹を利用してください。アルカリ性の重曹は、キッチンの油汚れ掃除にぴったりです。

それでは、重曹を使用した油汚れの落とし方をご紹介します。

【重曹を使用した油汚れの落とし方】

1.500mlの水に重曹小さじ3を入れてよく混ぜる

2.油汚れが気になる部分にキッチンペーパーを敷く

3.キッチンペーパーの上から1で作った重曹水をかけ、1時間ほど放置する

4.キッチンペーパーで油汚れを拭き取る

5.最後に、乾いた布巾でしっかり拭いたら完了
 

アルカリ性の汚れの落とし方

蛇口の付け根やお風呂場の鏡などにこびりつく水垢。なかなか落とせなくて苦労した経験はありませんか？

アルカリ性の汚れである水垢をきれいに落とすには、酸性の成分が多く含まれているお酢が効果的です。

以下では、お酢を使用した水垢の落とし方をご紹介します。

【水垢の落とし方】

1.スプレーボトルなどに、水とお酢を1：1の割合で入れておく

2.水垢が気になる部分に1を吹きかけ、上からキッチンラップを貼りつけて1時間ほど放置する

3.キッチンラップを取り、使い終わった歯ブラシなどできれいに磨く

4.水でお酢をきれいに洗い流し、乾いた布巾で拭いたら完了

 
カビ汚れの落とし方

カビ汚れは一度発生するとあっという間に広がってしまいます。カビを繁殖させないためにも、日頃からこまめにカビ掃除することを心掛けましょう。

以下では、カビ汚れの落とし方をご紹介します。

【カビ汚れの落とし方】

1.カビ掃除をしたい箇所が濡れていると洗剤が密着しにくくなるため、水分を取り除いておく

2.カビ汚れ専用の洗剤をスポンジに取り、カビ汚れが気になる箇所に塗っていく

カビの胞子が飛んでいる可能性があるため、広範囲に洗剤をつけましょう。強くこすると傷がつき、そこからカビが入り込みやすくなるため注意してください。

3.洗剤を塗った部分にキッチンラップを貼りつけ、そのまま1時間ほど放置する

4.水でよく洗い流し、固く絞った布巾で拭き取ったら完了
 

おわりに

家の汚れは、長期間放っておくと簡単には落とすことができなくなります。
快適な生活環境を整えるためにも、こまめに掃除することが大切です。